転職する気なんてなかった40歳の私が、エージェントに登録した理由

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

絵師
かえで
かえで

#AKさんって、どうして転職エージェントに登録しようと思ったんですか?今でもゲーム業界の現役で活躍されてるのに…

#AKさん
#AKさん

うん、それよく聞かれるんだけど、実は“転職する気なんてなかった”んだよね。でもある日、ちょっとしたきっかけがあって、流れが変わったんだ。

私は40歳のゲーム会社のデザイナー(絵師)です。ゲームの背景を描く仕事に長く携わってきて、今の職場、業務に大きな不満はありません。

しかし、40歳を超えたある日唐突に今のままでいいのか?という強烈な不安に襲われました。

その不安とは、

「AIが躍進する中、このまま何を考えずに今の職場にいていいのか?」
「もっと自分に合った職場。調べたらあるんじゃないか?」

です。

転職するつもりなんて、まったくありませんでした。でも、その小さな不安がきっかけで、私は転職エージェントに登録することにしました。

この記事では、なぜ“転職する気なんてなかった自分”が、エージェントに登録したのかを、
正直な気持ちとともにお話しします。

同じように将来に漠然とした不安を抱える方にとって、「まずは何から考え始めればいいのか?」というヒントになれば幸いです。

この記事では、なぜ私が“転職する気がなかったのにエージェント登録したのか”を率直に書きます。

「絵師として生き残れるのか?」——転職を意識し始めた40歳がエージェント登録した不安の正体

転職なんて考えたこともなかったのに、気づけば僕は転職エージェントに登録していました。

自分でも、「なんで自分が?」と思うくらい、行動の理由が最初は曖昧でした。でも、今ならはっきり言えます。

それは「このまま絵師として仕事があるのか?」という不安が、じわじわと大きくなっていたからです。

私はゲーム業界で背景を描く仕事をしています。
20代、30代と、描き続けてきたことがキャリアになり、実績になってきたと思っていました。

けれど40歳を迎えた今、頭をよぎるのは「この先もずっと、この働き方で生きていけるのか?」という漠然とした恐怖でした。

とくに大きなきっかけになったのが、AI技術の進化です。

社内でもAIの導入が進んでいて、最近は「ラフから線画を自動で起こすツール」が試験導入されている現場を見ました。

正直、クオリティは驚くほど高く、「このままいくと本当に仕事が奪われるんじゃないか」と感じることが増えてきたのです。

AIの成長に伴って、絵師としての需要が縮小する未来が現実味を帯びてきました。

「スキルがある=仕事がある」ではなくなっていく感覚。

そして、そうなれば当然、給与も下がり、評価も下がり、家族との生活や自分の人生の選択肢までも狭まっていく。

「絵を描いていれば生きていける」と思っていた自分の根拠のない自信が、少しずつ崩れていったのです。

仕事が減る、収入が減る。

それ自体も怖いですが、本当に怖いのは、家族を支える柱としての自分の“心”や“生活の質”まで、崩れてしまうかもしれないということでした。

楽しみにしていた結婚生活も、人生そのものも、少しずつ色を失っていく――そんな未来だけは、どうしても避けたいと思ったのです。

私にとって「転職」は、まだ現実的な選択肢ではありません。

でも、何も知らずにこのまま進むのは怖い。
気づけば僕は、調べてみるだけでも価値があるかもしれないと、エージェントに登録していました。

「絵師としての市場価値は?」——エージェントに登録した本当の理由とは

転職するつもりはありませんでした。
でも、エージェントに登録したのは、「今の自分の市場価値をちゃんと知っておかないと、行動の判断ができない」と気づいたからです。

私は同じ会社で3年以上働いていて、絵師歴も15年を超えています。
ゲーム背景を描く力にはそれなりの自信がありますし、アプリ開発における制作フローやディレクション的な動きもできます。

でもふと立ち止まってみたとき、「このスキルセットって、今の市場でどう評価されるんだろう?」という疑問が頭をよぎりました。

AIの技術革新が進む中で、自分の価値がどう変わっているのか。社内の評価や年収が、それに見合ったものなのか。

「なんとなく働き続ける」ことが、一番危ない気がしたんです。

正直に言うと、エージェントに登録した結果、
「自分の希望年収に対して市場価値が届いていなかったらどうしよう」という怖さもありました。

でも、その場合は必要なスキルや経験を逆算して今の仕事に取り入れていけばいい。
一方で、今よりも条件のいい企業が見つかれば、「いま自分が過小評価されている」ことも明確になる。

要するに、エージェントに登録して市場価値を把握することで、「行き当たりばったり」ではなく、「より良い未来に向けた選択」ができる状態になれる。

この一歩を踏み出すことで、暗闇の中で手探りしていた自分に、小さな「地図」が与えられたような感覚がありました。それだけでも、登録してよかったと思っています。

かえで
かえで

私も登録まではしたんだけど、エージェントさんと話すのちょっと怖くて…

#AKさん
#AKさん

わかるよ。でも、今すぐ転職しなくていいから、話を聞くだけ”でも価値はあるよ

かえで
かえで

話を聞くだけ…それなら私にもできるかも

#AKさん
#AKさん

うん、自分の市場価値を知るのは“守り”にも“準備”にもなる。知っておくだけで、不安がかなり軽くなるよ

エージェント登録で見えてきた「軸」——絵師として転職に向き合う大切な理由

正直に言うと、僕はまだ転職エージェントの担当者と話をしていません。でも、登録だけは先に済ませました。

そんな中で私は一度、原点に立ち返ろうと思いました。

キャリアを見直すために手に取ったのが、盛岡毅さんの書籍「苦しかった時の話をしようか」です。

この本は、森岡剛さんがプロ目線で就職活動はどのように進めたらいいのかを、これから就職活動を始める娘宛てにししたためていた手紙を書籍としてまとめた1冊です。

どのように就職活動を進めたらいいのかについては、会社員歴20年以上たつ私が読んでも目から鱗が落ちるような内容が多く深く刺さる言葉が多く詰まっていました。

特に印象的だったのは、「軸を持つこと」の重要性です。なんとなく仕事をしていると、自分が何を目指しているのかも見失ってしまう。でも、

将来送りたい人生から逆算して“軸”を持っておけば、転職もただのリスクではなくなります。

私の軸は、「老後に自由に旅をしながら豊かで充実した生活を送ること」。
そのために今は、成長しワクワクするプロジェクトへの参画。現状の年収よりも高い給与を得る。そして今もワクワクしたい。でした。

その為に、収入を保ち、将来に備えることを意識しています。

この本は、働く意味やキャリア設計を見直したい人にとって、大きな気づきをくれるはずです。

こうした「軸づくり」や「準備」の考え方は、また次の記事で詳しくご紹介しようと思います。
【関連記事】転職が不安な理由と、今やっておくべき準備

まとめ:「転職しない」選択肢もある——絵師がエージェント登録で見つけた不安への備えが理由

振り返ってみると、私は最初から転職を望んでいたわけではありません。

絵師としての仕事にも誇りを持っていますし、今の職場に大きな不満があるわけでもない。
それでも、AIの急速な進化や市場の変化を目の当たりにする中で、

「このままでいいのだろうか?」という不安が拭いきれなくなりました。

だから私は、まずエージェントに登録し、「知る」ことから始めました。登録を通じて、スキルの棚卸しができ、市場価値を見直すきっかけになりました。

そして、森岡毅さんの本に出会い、キャリアに「軸」を持つという発想を得たことで、
転職を“怖い選択”ではなく、“備えるための行動”としてとらえ直すことができたのです。

もちろん、今すぐ転職するかはわかりません。
でも、「いざという時に備える」「自分の進む道を自分で選べる状態にしておく」――それだけで、不安の重さは大きく変わります。

次の記事では、「転職が不安な方へ向けて、私が考える“今やっておくべき準備”」についてまとめています。

「動くかどうかはまだ迷っている」という方にこそ、参考になる内容だと思います。
【関連記事】転職が不安な理由と、今やっておくべき準備

コメント

タイトルとURLをコピーしました